仙人草の咲く庭で

犬と一緒に散策する里山スケッチ。自然界のさまざまな存在や、見えない世界へと誘われる心のスケッチ、モノローグ

冬の蝶々

11月に入ってもモンシロチョウやモンキチョウ、それに時々ヒメアカタテハが飛んでいるのを見かけることがあった。特にモンキチョウは衰え知らずで、毎日当たり前のようにあちこちを飛び回っていた。

さすがに11月下旬にはグッと冷え込んできて、11月末に見かけたモンキチョウが最後で、トンボも蝶々もこれで終わりだなと思っていたら・・・なんとまた私の前に現れてくれた!

12月7日(土)

今年最後と思われる胴体が黒ずんだ小ぶりな赤トンボが、朝の散歩の帰り道、どこからともなく飛んできて、梅の木畑に沿った土手の道の脇に、不時着するかのようにランディングした。しばらくそこでじっとしていたが、また土手の脇から道の反対側のドングリの木の枝の方へと、最後の力を振り絞るかのように低空飛行で飛び移って行った。

その日も冷たい風の吹く寒い日だったので、これは今年のトンボの見納めになるに違いないと思い、姿を見せてくれたトンボに感謝して家に戻った。

12月10日(火)

晴れて、とても暖かな1日となった。朝の散歩のとき、毎日挨拶しているドングリの木の切り株のところで、小さなムラサキシジミを見かけた。

初めてムラサキシジミを見かけたのは、3、4年くらい前の日差しが眩しいほどの暖かな冬の日だった。それまで蝶々というものは、すべて卵で越冬するものと思っていたので、紫色の光沢を放つ美しい蝶々に感動するとともに、成虫のまま越冬する蝶々がいると知ってとても感心した。

それからほぼずっと暖かな日が続いて、モンキチョウが飛んでいるのを何度となく見かけた。モンキチョウは私が見る限り、春の始まりから冬の到来に至るまでの長い期間、最も当たり前のように元気に飛んでいる姿を見かける蝶々ではないかと思う。

その日もいつもの散歩道を下ったススキが広がる田んぼのところで見かけて、その帰り、坂道を上っていく途中のため池の下にある田んぼのところで見かけて(2回目)、さらに梅の木畑のところでも見かけた(3回目)。

同じくその辺りで、ヒメアカタテハも見かけた。モンキチョウは私のリクエストに答えて、3度も姿を見せてくれた。これが今年最後になるかも知れないと思い、感謝とともに来年の春にはたくさんのファミリーとなって戻ってきてくれるよう祈った。

12月11日(水)

青空が美しい暖かな日。その日も溜池のそばで、2匹で戯れているモンキチョウ、それに同じく2匹で群れ飛ぶモンシロチョウ。帰りにはヒメアカタテハ

毎回見かける度に今日が最後になるかもと思いながら、蝶々の饗宴はまだまだ続くのだった。でも、さすがにもうこれでおしまいかも。。。

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ムラサキシジミ (toraemonさんのフリー画像を使わせて頂きました)

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ヒメアカタテハ(つくしんぼうさんのフリー画像を使わせて頂きました)