仙人草の咲く庭で

犬と一緒に散策する里山スケッチ。自然界のさまざまな存在や、見えない世界へと誘われる心のスケッチ、モノローグ

グアダルーぺ・ゴンザレス・リオス 1 〜植物のスピリット・メディスンより〜

Guadalupe González Ríos(グアダルーぺ・ゴンザレス・リオス)

上の写真の人物が「植物のスピリット・メディスン」の物語に登場する著者エリオット・コーワンの師匠、グアダルーぺ・ゴンザレス・リオスです。巡礼を先導しエリオットにイニシエーションを与え、彼の後継者としてエリオットを認めた呪術師です。彼の物語は第13章の金属(五行:木火土金水の中の金)のところで語られています。

金属(金)というものが父なる神を現しているということ。また父親のもつ本質的な役割についても語られています。

父親というのは世界を通して私たちに道を示す存在だ。父親を通じて、私たちは人生で価値あるものとは何かを知るようになる。私たちの肩に置かれた彼の手が、私たちに尊厳と自尊心という感覚を与える。彼は最初で最高の権威なのだ。彼が私たちを尊重してくれるので、私たちは自尊の念をもつ。自尊の念をもっているので、私たちは他人を尊重する。父親の役割は、私たちの本質が現れ、その本質が私たちの人生に独特な質を与えることができるように、私たちの本質を認め、励まし導くことにある。』(一部抜粋)

彼自身の父親について、ドン・グアダルーペは次のように語っています。

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「私が持っているものはすべて父親のお陰だということを、あなたたちに理解してもらいたい。私が幼い頃、多分三、四才の頃だったと思うが、父は私を背負って、風の木が棲む聖なる山へ登った。頂上に着くと、父はろうそくに火をつけ私のために捧げ物を置いて、一晩中私のために祈ってくれた。私は何が起きているのか知らなかった。ただ眠りに落ちただけだ。何年も経ってから、父が私にそのの旅のことを覚えているかと尋ねたので、私は覚えていないと答えた。父は言った。『当然覚えていないだろう!おまえはほとんど寝ていたからな!』

「もう少し大きくなったとき、父が私を脇に呼んで言った。『息子よ、話がある。私はただの貧しいインディアンだ。私が死んでもおまえは家畜を受け継ぐことはない。家や金を受け継ぐこともない。だが、おまえは癒しと知恵の道、一生を通じておまえを支える道を受け継ぐことになるだろう』。私は父の贈り物を受け入れ、それでいいと言った。『おまえに私の心を贈ろう』と父は言った。『おまえは私の心を受け継ぐ』そして、父は私に父の秘密を注ぎ込んだ」

つづく